二段燃焼システム

特徴

  1. De-NOxバーナによる二段燃焼システム

    仮焼炉下部のライジングダクトに設置されたDe-NOxバーナと、従来の仮焼炉バーナの二段階で燃焼を行います。ライジングダクト内はクーラ抽気(O2=21%)合流前であるため、低酸素雰囲気です。低酸素雰囲気下に燃料を吹き込むことでNOx還元域を形成し、キルンからの燃焼ガス中のNOxを還元します。

  2. TCSシステム

    De-NOxバーナによる燃焼熱の影響でライジングダクトの温度が上昇し、ダクト内にコーティングが付着し易くなります。そのため、TCSを設置して上段サイクロンの低温原料を分取し、窯尻に送入することでライジングダクトの温度を低下させてコーティングの付着を抑制します。 TCSシステム

これらのシステムを活用することで、セメントキルン排ガス中のNOx濃度を安定的に低減することが可能となります。